教育改革2020

どうする・どうなる!?2020年。保護者視点で分析する教育改革。調べてわかったことを中心にまとめています。

小2男子の算数の家庭学習について

匿名質問サービスの Sarahah 宛に、文章題と図形に苦手意識のある小2男子のお母さまからご質問をいただきました。もし自分が同じ立場だったら、という視点で回答してみました。

 

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 ボクは教育の専門家ではないですし、その道の学問を修めてもいないです。また、一口に子どもと言っても千差万別、目に映る課題が似ていても、その原因や対策となると、ひとりひとり異なるものだと考えます。

 …という前提のうえで、ですが、まず、苦手意識があるとされる【文章題・図形】と好きな【計算】の違いは何かと考えたとき、「作業の前段階の情報整理があるかないか」が思い当たります。何かが原因で情報整理をする作業が億劫になっているのかもしれません。

 では、何が億劫にさせているのかと考えると、正直、いただいた情報だけでは判断ができないです。言葉の定義や概念理解に甘さがあるせいかもしれないし、忙しすぎて知的に負荷が高いことをやりたくない気持ちになっているのかもしれない。あるいは、認知発達がゆっくり準備中なのかも、とか。

 ここで、ボクなら、一度思い切って家庭学習の強度と量を下げてみます。それでもなお、問題に向かう気持ちにみずみずしさが戻らないようであれば、今度は思い切って学習の難易度を下げ、言葉の定義や概念理解に穴がないかを(念のため)調べます。

 どのくらい難易度を下げるのかというと、小2だったら『さんすうだいすき』を一緒に読むくらい下げちゃいます。それで認識がふわっとしている部分がないかを探る。1巻(量感覚)・2巻(集合・対応)・4巻(分析・総合)・5巻(方眼)あたりは特に念入りに。

そこでもし認識にふわっとしている部分が見つかったら、その部分を補強するための生活体験や遊びを日常生活の中に取り入れます。ドリルで机上でゴリゴリやるタイプのものでもないですからね…。

 

 ここまでやったら、続いて、学校の既習範囲の点検作業。教科書を使ってもいいのですが、家庭学習で使うのは案外使い勝手が悪いと個人的には思っています。わが家で重宝したのは『らくらく算数ブック』や『学ぼう算数』のシリーズ。ポイントは、一緒にやって反応を見ること。弱点発見が目的なので。

 

 言うても小学校低学年くらいの内容ですから、「やっておいてね」ですませてしまうと解けちゃったりするんですよね…。【できる】と【わかっている】は別モノ。「おや?」と思ったところは、なぜ答えがそうなったのか、どうやって解いたのかを本人に説明してもらうといいと思います。

 以上で点検と補強フェーズは終わり。ここで一度、元の苦手意識のある問題に戻ってみて、反応が好転していたらOK。あまり変わっていないと感じられたら次のフェーズにいきます。つまり、「問題を解くための基本的な言葉・概念の理解はあるものの、情報整理をするためのスキル不足」を疑います。

 お手持ちの教材で良い文章題の問題があればそれを、なければ、市販のスーパーエリート問題集の付録についている「おもしろ文章題えかき算」あたりは面白いです(超余談ですが、スパエリ問題の本体はだいっキライ)。絵で解く算数を提唱している「糸山式/どんぐりメソッド」の問題小冊子です。

(今、ググったら、「糸山メソッド 絵で解く算数〔低・中学年版〕」ってのも売ってますね。Amazon だと無駄に値段が高いから絶版になってんのかな…?)

 

 ともあれ、これらの文章題問題を、こちらも "一緒に" 解きます。ややこしい問題も多いですし、情報整理スキル不足の可能性もありますから、小1のものから解くといいと思います。きっとびっくりするくらい書けない。彼らにとって絵や図で整理するのってすごく難しいんですよ!

 …というかんじで、「ボクだったら」進めます。めちゃくちゃ大変そうに見えます(文章長いし)?実はそれほどでもないと思いますよ。既習範囲で計算力もちゃんと備わっているなら超速で進むはずです。平日時間がなかったら週末に少しまとめてでもいいと思います。それでもかかって数ヶ月じゃないかな?

 最後に、タブレット学習ですが、お子さんの課題が本当に情報整理のところにあるのだとしたら、タブレット学習よりも紙と鉛筆でああでもないこうでもないと試行錯誤したり、手あたり次第書きなぐっていったりしたほうが力がつくんじゃないかと思います。